高度計の使い方



高度計のメモリというのは周りの空気に対して高いか低いか という相対高度をあらわしています。

だから、海抜0mの所で針を0に合わせていて、次の日あるいは 数日後、同じ所で目盛りを見ても
0ではない。
また、天気が崩れそうになる(低気圧が近づく)と高度計の針は高いほうへ振れる。
当然高気圧が近づくと、針は低い方へ振れる。

そうすると何か高度計は頼りなくて使い物にならないような・・・

いえいえ、十分に使えるようになります(^_^;)


ある日、家を出る時の高度計の針を0に合わせておきます。 これが大基準になりますので以後、
針を動かさないように!!

自分の家の標高を確定するやり方は後で述べます。


最初に地図を使おうとする時、まず登る山頂が入っているものを一枚 揃えると思います。

一枚で、四隅の近くに山頂がある場合は、下手をすると四枚揃え なければいけません。

それで、今回は一枚で山頂と主要登山口が入っていて、全国的に有名な 温泉地、湯布院の
そばにある由布岳を参考にしたいと思います。

地図名は「別府西部」です。

由布岳は、別府市から出て西に延びて阿蘇にいたる、九州横断道路 (山なみハイウェイ)の
通過地点に登山口があります。

地図の下、左端の登山口は記念碑や休憩所などの記号が見えます。

九州横断道路と --------(やや北西に延びる登山道)の交点の 標高を見ると、775mと読めます。

これが正面登山口です。 実際には広い駐車場やバス停、トイレもあります。



そこで、登山口に着いたら高度計を読みます。例えば針が745を 指していたとします。
実際の高さは775mですから、 775−745=+30 です。

今日は(厳密に言えば今は、)高度計が指す数字プラス30が 自分の場所の標高ということになります。

--------の、やや北西に延びる正面登山道を登っていきます。 30分位登ると、湯布院温泉へ
下る分岐になっている合野越に着く。 休憩するのにちょうどよい所で、高度計を見てみると
1000を 指しています。メモに「合野越1000」と書いておきます。

さらに潅木の中のジグザグ道を登って行って、東峰と西峰の分岐、 またえに着きます。
高度計を見ると、1475です。 メモに、「またえ1475」と書きます。

東峰に着きました。高度計を見ると、1565です。 メモに、「東峰1565」と書きます。

合野越の標高は、1000+30=1030m (実際の標高は1025m)+25

またえの標高は、1475+30=1505m (実際の標高は1495m)+20

東峰の標高は、1565+30=1595m  (実際の標高は1584m)+19


見て分かるとおり、一般的に標高が上がるにつれてプラスの幅が 小さくなります。

しかし、登るときには曇っていて、次第に天気が良くなる時などには 逆にプラスの幅が大きくなります。

絶対的な数字ではないのですから、あまり神経質にならない方が、高度計をうまく使いこなす

ことができます(^_^)

山登りするときには要所々で必ず高度計を見てメモし、時間に余裕があれば高度計の針と、

実際の標高との差を確認できれば完璧です。



次に、自分の家の標高の確定

一番最初は、家を出るとき0に合わせましたよね?

同じ日に、JRの駅の近くを通るときに、高度計を見ます。 針が「−20」とします。

1週間後の山行の、家の高度計が「−60」とします。 同じ日に、JRの駅の近くを通るときに、
高度計を見ます。 針が「−80」とします。


最初の日、  0−(−20)=+20

次の山行の日、−60−(−80)=+20


従って、自宅は海抜20メートルです。

めでたく一致しましたね(^_^)

実際はこんなにうまくいきませんが、何度か試してみて 確定してください。



◇ 雑談 ◇------------------------------------------------

インターネットで調べると、国土地理院の地図で高度を読むと言っていますが、
住宅のある場所は建物が密集しているため、 等高線がほとんど読み取れません。
田んぼの中の一軒家や村に数軒しか家のないような所では 読み取れます。

最初に、家を出る時の高度計の針を0に合わせて、将来針を動かさ ないことに対するする
メリットがもう一つあります。
家を出る時、高度計が−60、−110などとなっていたら、 ほとんど雨は降らないと思います。

そうです、天気予報の代わりになるのです(^_^;)



      
気圧計の使い方

気圧計専用と、高度も計れる高度・気圧計は使い方がほんの少し違います。

目盛は、1000hPa(ヘクトパスカル)を中心に左(940hPa)から右(1080hPa) と打ってあります。
数字は左950hPaから右1050hPaなどもあります。

気圧計専用は、現在を示している針(黒色)に目安針(金色)を合わせて 黒い針が右(高気圧)、
左(低気圧)へどのくらい動くかで天気の傾向を 予測します。

高度・気圧計は、目盛が、右(低気圧)、左(高気圧)で 気圧計専用とは逆に打ってあります。(^_^;
現在を示している針(赤色)の数値を覚えていて、 右、左へどのくらい動くかで天気の傾向を
予測します。

登山中は当然、基準の数値(現在を示している針の数値)が違ってきます。 高度が上がれば、
気圧は下がり、指針は右へ動きます。



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